4カ月連続増、持ち家けん引
道内35市の2021年6月新設住宅着工戸数は2819戸で、前年同月を5.9%上回った。4カ月連続の増加で、分譲住宅が2月以来の減少になったものの、引き続き好調な持ち家に支えられた。1月からの累計は1万3717戸で、前年同期より12.6%伸びている。
6月の利用関係別内訳は、持ち家が25.2%増の1093戸、貸家が5.3%減の1261戸、給与住宅が21・3倍の64戸、分譲住宅が11.5%減の401戸。持ち家は3カ月連続で前年同月を上回った。
着工戸数が最も多い札幌は12%減の1392戸。持ち家が24.8%伸びたが、貸家と分譲住宅は2割以上減少した。旭川は貸家が2倍近く増えたことから、全体で55.3%増の205戸となった。函館は53.8%増の140戸で、帯広と苫小牧も前年同月を上回って130戸台。小樽は7・3倍の110戸が着工した。
町村部の合計は2%減の483戸。利用関係別では、持ち家が15.7%減の231戸、貸家が19.1%増の237戸、給与住宅が60%減の6戸、分譲住宅が80%増の9戸だった。
1月からの累計では20市が前年同期を上回っている。札幌は15.5%増の7907戸で、旭川は21.5%増の926戸、函館は7.7%増の598戸まで積み上げた。帯広と千歳も前年同期を下回っているが500戸台に乗せている。一方、町村部は1925戸で6.5%減少している。
(北海道建設新聞2021年8月17日付1面より)
北海道建設新聞2021年8月17日付1面には、35市それぞれの6月着工と1月からの累計についてまとめた表を掲載しています。閲覧は新聞本紙か、e-kensinプラスをご覧ください。