崩壊対策、22年度の事業化へ 稚内市内の急傾斜地

2021年08月23日 15時00分

法枠600m²を改築

対象となる急傾斜地

 稚内建管は、稚内市緑2丁目2急傾斜地崩壊対策緊急改築の2022年度新規事業化を要望している。軽量法枠を600m²にわたり改築し斜面安定度向上を図る。事業期間は26年度までの5カ年を想定し、事業費には1億2000万円を試算している。

 稚内市南地区活動拠点センターなどの背後地に位置する同地区は、最大崖高24m、最急勾配40度の斜面地形で、斜面上下部には人家19戸が立ち並んでいる。

 1984―85年度にかけて軽量法枠を整備。しかし、度重なる豪雨や凍上融解など自然による作用で、既存施設の浮き上がりや変状が確認され、崩壊防止機能低下が顕在化していた。

 これらの課題を解決するため同建管は、軽量法枠600m²改築を整備内容とする計画で事業化を要望。事業期間を5カ年、事業費を概算で1億2000万円としている。事業化されれば、22年度から地形調査や基本設計を進め、24年度からの着工を計画している。

(北海道建設新聞2021年8月20日付12面より)


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