現橋を解体し架け換え 知床公園羅臼線羅臼橋

2021年08月31日 10時00分

オジロ橋を迂回路に 22年度は町道富士見町港線に仮歩道整備

 釧路建管は知床公園羅臼線羅臼橋を架け換える計画だ。事業費15億円を試算。2022年度は迂回路整備や用地補償に6000万円を要望している。23年度にも現橋を解体。24年度以降に下部工へ取り掛かり、27年度の完了を目指す。

 羅臼町内で羅臼川に架かり、市街地と国道334号、335号を結ぶ橋梁。1956年度に架設した。災害時には国道の代替路としての役割を担う。3径間単純鋼桁橋で、橋長63・4m、全幅6・85m、重力式橋台2基、壁式橋脚2基で構成する。

 20年度の目視点検で、床版の損傷や下部、支承、防護柵の劣化を確認。早期の対応が必要と判断されたことから、隣接する歩道橋を解体して架け換えることにした。

 新橋は橋長64・1m、全幅13・8mの3径間連続PC中空床版桁で、逆T式橋台2基と壁式橋脚2基を設ける。詳細設計は北海道土木設計が担当した。

 羅臼漁港へのアクセス路として使われているオジロ橋を迂回路として活用。これに伴い、町道富士見町港線の100m区間(幅員6m)で、片側2m程度の仮歩道を設ける。ケント技研で設計を進めている。

(北海道建設新聞2021年8月30日付11面より)


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