札幌市が旧北海道四季劇場を公演会場などに活用へ

2021年09月02日 15時00分

東1丁目劇場施設 公演は10月以降、稽古場は22年1月の利用開始

 札幌市は、市有施設の改修による一時的な劇場不足が見込まれることから、旧北海道四季劇場を東1丁目劇場施設として公演会場や稽古場に活用する。新型コロナウイルスの感染状況によって変更になる可能性もあるが、公演は10月、稽古場は2022年1月の利用開始を想定している。

旧北海道四季劇場を東1丁目劇場施設として運営する

 中央区大通東1丁目にある旧北海道四季劇場は10年11月に竣工し、S造、地下1地上2階、延べ3011m²の規模。約1000の客席がある。

 劇場は、20年4月に劇団四季を運営する四季(本社・横浜)が市に無償譲渡。市は20年度に公募型プロポーザルで新たな運営事業者を募集したが応募はなかった。そのため、市は稽古場などでの利用を視野に、活用に向けた条件整理を進めていた。

 施設にはステージ用音響・照明設備が設置されていないことから、必要な音響・照明機器などは使用者が持ち込むことを前提に貸し出す。

 市民文化局は、練習場所や市民が演劇などの芸術に触れ合う機会につながることを期待する。

 大通東1丁目の街区では、北海道電力や北海道中央バスなどによる街区一体の再開発計画があることから、劇場の利用期間は25年3月までを想定している。

(北海道建設新聞2021年9月1日付12面より)


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