食のDX拠点が苗穂にオープン アイビック食品

2021年09月09日 15時00分

 企業向けにだしやたれなどを製造販売するアイビック食品(本社・札幌)は、食のDX拠点「北海道みらいキッチンGOKAN」を苗穂町の本社にオープンした。226m²の空間に大型デジタルサイネージや香り発生装置など人間の五感を刺激するさまざまな最新設備をそろえ、食の情報発信や商品開発を支援。食に関わる人や企業のハブとなる施設を目指す。

セントラルキッチン(右手前)を中心に置き、
壁沿いには多様な商品を並べる

 商品開発やマーケティング、イベントや料理教室などの用途を想定する。まずは顧客や関連企業に活用してもらい、いずれは一般客へ拡大したい考えだ。年内は利用を無償とする。

 セントラルキッチンとオープンキッチンの調理場2カ所を備える。調理風景をスマートフォンなどで撮りリアルタイムでサイネージに映し出せるため、料理教室やイベントで便利だ。衛生面を考慮して非接触型の蛇口やごみ箱を導入した。

 壁沿いの棚には自社や他社の商品や、自社が扱う容器などを数多く陳列。外見や大きさをその場で確かめられるようにして、スムーズな商品開発を促す狙いがある。

 視覚が食に与える影響を検証できるように、壁4面に風景映像などを投影できるプロジェクションマッピングや、色や強さをアプリで自由に調節できる照明を取り入れた。嗅覚からの刺激を気軽に試せるように香り噴射装置も置く。野菜炒めや焼き魚など自社開発の香りを用意した。

 オープンに合わせて仮想現実(VR)や拡張現実(AR)も作成。VRゴーグルを付けるとGOKANやアウトドアショップの内部などを立体的に体験できる。商品アイコンをタップすると価格など詳しい情報を見られる。ARでは、商品のパッケージを読み取るとプロデュース店舗の360度写真が見られる仕組みなどを開発した。

 撮影スタジオもあり、作った料理をすぐに撮って動画配信やレシピ集に活用できる。

 牧野克彦社長は「関心を持つ人や企業にどんどん使ってほしい。私たちも試行錯誤しながらノウハウを積み上げたい」と意気込む。数十社が見学に訪れ、2日間貸し切りたいとの話も出ているという。ユーチューブの公式チャンネルでは紹介動画を配信中だ。

(北海道建設新聞2021年9月8日付3面より)


関連キーワード: ICT 企業 働き方改革

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinマップ クマ情報特設ページ
  • web企画
  • 東宏
  • 川崎建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

「アイアンショック」の足音 鋼材高値、リーマン前に...
2021年07月15日 (17,095)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想...
2021年01月13日 (4,290)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,831)
山側など3ルート検討 229号乙部町館浦岩盤崩壊本...
2021年09月13日 (1,295)
おとなの養生訓 第44回「肥満と発汗」 皮下脂肪が...
2014年04月25日 (1,033)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓 new

おとなの養生訓
第215回は「炭酸好き」。のど越しが渇きを癒やし、爽快な気分にしてくれます。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第12回「トイレドアと表示錠」。製造メーカーには、どの人にも伝わる色選びを心がけてほしいですね。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第11回「休業要請と従業員」休業手当があっても退職する人も。働く場所が提供するのはお金だけではありません。