糠平ダムと弾丸道路が土木学会の21年度選奨土木遺産に

2021年09月30日 15時00分

 土木学会(谷口博昭会長)は28日、2021年度選奨土木遺産を発表した。全国の土木構造物25施設が選ばれ、道内からは上士幌町にある糠平ダムと札幌、北広島、恵庭、千歳を貫く弾丸道路(札幌・千歳間道路)が選定。道内での認定はこれで計48カ所となる。

 土木遺産の認定制度は、インフラとしての社会的意義や文化的な価値、当時の技術者の先見性や使命感を広く社会にアピールするため2000年度に創設。交通、防災、農林水産業、エネルギー、衛生、産業、軍事などの用途で整備された土木関連施設で竣工後50年を経過したものを対象としている。

 糠平ダムは1956年の竣工。当時最高水準だった国産大型機械の採用や前例のない蒸気養生により、寒地での短期施工を実現。道内の電力安定を支える重力式ダムだ。

前例のない蒸気養生を採用した糠平ダム

 国道36号の札幌―千歳間(34・5㌔)をつなぐ弾丸道路は53年に完成した。積雪寒冷地や自動車の高速走行に向けて先駆的な設計基準を導入し、北海道に限らず全国の道路改良の指標となった。

全国の道路改良の指標となった弾丸道路

(北海道建設新聞2021年9月29日付4面より)


関連キーワード: ダム 土木 歴史的建造物 道路

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 日本仮設
  • 東宏
  • 川崎建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

丸井今井函館店、再開発へ...
2021年11月10日 (24,135)
「アイアンショック」の足音 鋼材高値、リーマン前に...
2021年07月15日 (11,104)
三笠の道道岩見沢桂沢線で道路陥没...
2021年11月12日 (3,701)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想...
2021年01月13日 (3,465)
飲食・物販施設が着工 旭川の買物公園...
2021年11月23日 (3,333)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 行政書士 new
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第14回「相手に思い伝える国語」IT技術や知識が求められる時代にも、変わらずに必要な能力もあるものです。

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第219回は「トイレの回数」。極端に多い場合は、病気の可能性もあります。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第14回「テレワークに向かない仕事」。現物サンプルのチェックや資料の印刷など、アナログな部分も多いです。

連載 進む木造化

道内にも波及しつつある、中高層ビルの木造化の動きを紹介する。