基本構想11月にも策定へ 中島公園駅周辺まちづくり

2021年10月14日 09時00分

方向性や土地利用の考え方中心に

 札幌市は、地下鉄中島公園駅周辺地区のまちづくり基本構想を11月をめどに策定する見通しだ。同地区で計画する新MICE施設整備再検討の現状を踏まえ、これまでに示していた構想案をベースに見直す。ただ、公園北口の先導空間整備は基本構想で定めず、まちづくりの方向性を中心に示す考えだ。

 12日の市議会第3回定例会第1部決算特別委員会で、中川賢一氏(自民党)の質問に市まちづくり政策局の稲垣幸直都心まちづくり推進室長が明らかにした。

 構想では地区全体のまちづくり方針に加え、札幌駅前通や鴨々川沿い、中島公園北口周辺、豊平川近接の4エリアで、それぞれの取り組み方針を示す。

 市は2020年1月に基本構想案を示し、パブリックコメントの手続きも終えた。しかし、21年1月に札幌パークホテルと一体的な整備を計画する新MICE施設整備が、新型コロナウイルス収束後の需要を見極めるために23年3月まで再検討されることから、基本構想策定を含めた今後の対応を模索していた。

 稲垣室長は「適切に開発を誘導し、地区全体の魅力を高めるためにまちづくり方針を早期に示すことが重要」と強調。「当初案で先導空間に位置付けた新MICE施設と中島公園北口の具体的な整備方針までは定めず、地区全体の土地利用の考え方を中心とする内容で11月をめどに策定したい」と説明した。

 基本構想策定後の取り組みでは、土地利用の考え方を踏まえ、容積率緩和などの支援策を講じながら民間開発の具体化に向け誘導する考え。稲垣室長は「地域資源の鴨々川などまちづくりに生かす方策を地域住民と考える場を設けるといった、ハード・ソフト両面から目指す将来像の実現に向け検討する」とした。

 その上で「新MICE施設の再検討が進んだ際には、整備と連動した公園北口の在り方を具体化するなど必要な対応を進めたい」と述べた。

(北海道建設新聞2021年10月13日付14面より)


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