旧専修大道短大の土地と建物ネット公売が直前で中止に

2021年10月27日 13時00分

 美唄市が予定していた旧専修大北海道短大[MAP↗]の土地約105haと建物9棟一括のインターネット公売が、中止になった。市税滞納処分として差し押さえた物件。入札に2者の申し込みがあったが、入札直前に所有者側が、差し押さえ徴収金の納付など公売ガイドラインの中止要件を満たし、入札は取りやめとなった。

 土地と建物は、不動産投資事業のディスカバリー有限責任事業組合(本部・東京)などが所有。場所は国道12号から近い美唄1610の1で、学校用地や保安林、山林、原野などの土地計105万5096m²の広さ。建物は、1968年新築の校舎(RC造・S造、地下1地上7階、延べ1万6089m²)や研修所、車庫、温室など9棟となっている。

 インターネット公売については、所有者側との協議を経て、売却先を募った。見積価格(最低価格)は3112万円。19日までに2者の申し込みがあり、25日―11月1日の期間に入札を設定していたが、所有者側が21日に公売ガイドラインの中止要件(差し押さえ徴収金の納付や一部入金、完納見込みが立つなど)を満たしたため、入札が取りやめとなった。詳細は非公表としている。

 同短大は2013年に閉校。学校法人専修大がディスカバリー有限責任事業組合に校地・校舎の不動産を売却し、16年に引き渡しとなった。同組合は施設を改修し、スポーツ研修センターや新薬の開発・検証などをする研究開発センターとして活用するとしていたが、市によると実績はなく、固定資産税を滞納したため差し押さえとなった。

 民有とは言え、老朽化した建物と広大な土地が塩漬けになっており、市にとっても今後の行方が気になるところだ。市税務課では「市税をきちんと納め、有効に跡地利用してもらえたら」と話している。

(岩見沢)

(北海道建設新聞2021年10月26日付1面より)

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