電動キックボードを無償貸出 賃貸MS入居者向けサービス

2021年11月09日 15時00分

最寄り駅までの距離があってもカバー

 フィールドアップホールディングス(本社・札幌)は、自社が企画・管理する賃貸マンションの入居者向けに電動キックボードの無償貸し出しサービスを始めた。通勤・買い物などで手軽に使える移動手段として着目。不動産の価値向上や他社との差別化につなげる。

 札幌市豊平区平岸4条12丁目の賃貸マンション(1LDK12戸)に2台設置。玄関がオートロックのため施設内にある1階共用部で管理し、入居者が自由に使えるようにする。利用状況を踏まえながら台数を増やすという。

物件の高付加価値化につながると期待する田上社長

 電動キックボードの製造・販売などを担うE―KON(本社・姫路)の「grande PLUS」を採用。モーター定格出力は500㍗、最大速度は毎時38㌔、最大航続距離約50㌔で重さ22・5㌔。折り畳むことができ、持ち運び可能だ。

 電動キックボードは、駅などから目的地までを結ぶ短距離を快適に移動することができる。ヨーロッパなど世界各地で急速に普及。最近は日本でもコロナ禍で電車やバスなどの密を避けるため、東京都内を中心に広まっている。

 法令上は原動機付き自転車の扱いになり、公道走行には運転免許証やナンバープレートの交付を受ける必要がある。国はさらなる普及に備えて規制緩和や安全性を検証している。

 近年、札幌市内では土地不足や価格高騰が表面化し、人気の高い駅近くの用地取得は困難な状況にある。フィールドアップホールディングスの田上悦至社長は「賃貸住宅から最寄り駅まで距離があっても電動キックボードでカバーできる」と説明。物件の高付加価値化や入居希望者へのアピールにつなげたい意向だ。

 また、スマートフォンアプリで利用状況などを確認できるシステムも来春の導入に向けて開発中。電動キックボードと合わせて他の物件で設置拡大を図る。

(北海道建設新聞2021年11月8日付2面より)


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