小樽労基署倶知安支署は20日、建設業無災害表彰伝達式を開き、倶知安町山田のホテル「Maples新築」を施工した中山組の堀田貴志所長に、金曽恵一支署長が表彰状を手渡した。
同ホテルはコンドミニアム73室で、発注者のニセコアルパインデベロップメンツが販売、管理、運営を行う。規模はRC造、地下1地上6階、延べ1万355m²。2016年5月9日に着工し、18年11月30日に完成した。延べ労働者数は2万9300人に上り、無事故無災害25万2337時間を達成した。
堀田所長は「現場は間口が狭いため、工区分けにより安全に配慮した搬入出や施工計画を立案し、作業員に周知徹底した」と説明。
また観光の中心地な上、近隣で複数の工事が同時に行われていたため、毎月、近隣の4現場と合同の打ち合わせを実施。車両搬入ルートなどを決定、近隣住民へ周知することで第三者の災害防止にも努めた。
金曽支署長は「今回の経験を今後の現場で生かし、安全施工を続けてほしい」と激励した。
(北海道建設新聞北海道建設新聞2019年9月25日11面より)