香港資本のスーパーオクサン(倶知安町山田188の19、レディー・アイビー・クオック・ウー社長)は、倶知安町花園地区で閉館したニセコワイスホテルを建て替える考えだ。時期や規模などは未定だが、既存施設の解体に着手した。ニセコエリアで高級ホテル「シャレー・アイビー」を運営していることから、新たなホテルも海外富裕層向けになることが予想される。
同社は、倶知安町花園79の2にある温泉付きのニセコワイスホテルを、第一寶亭留(本社・札幌)から2017年9月に取得。その後も営業を続けていたが、18年3月で閉館した。
当初はリフォームなどを施して運営再開を構想。1979年建設と古く、「施設内が思っていた以上に傷んでいた」(同社担当者)ことから断念。建て替えを検討することにした。
施設内容や開業時期などについて、同社担当者は「解体してホテルを新設するということ以外は、何も決まっていない」と話している。
同社は、倶知安町山田で道内1棟目のホテル「シャレー・アイビー」を12年12月に開業。2棟目として取得したワイスホテルに続き、札幌市内の定山渓で高級旅館の建設を進めるなど、道内で積極的な投資を展開している。
(北海道建設新聞2018年08月16日付2面より)