まちづくり懇談会で概要説明
月形町は8日、まちづくり懇談会を町内で開き、地域拠点施設整備など主要事業をテーマに概要や進捗状況について説明した。同施設は、町民の集いの場や商業エリアの拠点として、既存校舎を改修して使うことに限定せず、必要に応じ新施設整備を検討する考えを伝えた。
同懇談会は地域の課題について町民と意見を交わすのが目的で、15日まで町内5会場で開催。上坂隆一町長は「20年、30年先を見据え、一緒に新しい町づくりを考えたい」とあいさつした。
地域拠点施設は、既存の月形小校舎[MAP↗]を改修しエレベーターを設け、各種団体事務所、ホールや会議室、図書館、子ども広場、バス待合所などを配置。同小グラウンドはバスの発着場、駐車場、屋外イベントスペース(自由広場)、商業エリア整備を考え、町内商工団体の参画や町外企業の誘致を図る。必要と判断したら新築も検討する。
道の駅は、皆楽公園内にある月形温泉ゆりかごと月形温泉ホテルの改修を契機に整備。レストランの再開、各種販売店機能などを拡充。月形温泉ゆりかごと月形温泉ホテルはフロントを一元化し、老朽化する温泉設備を全面改修し浴場を改装する。
旧JR鉄道跡地は、2022年度に旧石狩月形駅舎を解体するほか町道を整備。傷みが激しい旧札比内駅舎は、住民の意見を踏まえ対応する考えを示した。
町民からは「旧札比内駅舎は危険性があるので早急に解体し、トイレを設置してほしい」「JR鉄道線路は雑木で線路が見えない。費用が膨らまないうちに早めに撤去を」などの要望があった。
(北海道建設新聞2021年11月10日付8面より)
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