「駅まち空間」形成へ 札幌駅周辺再整備の基本的考え策定

2021年11月12日 12時00分

大型再開発が活発、街区間連携へ

 札幌市は、大型再開発の動きが活発化するJR札幌駅周辺エリア再整備の基本的な考え方をまとめた。北5西1・西2地区などの各街区で、具体的な計画検討が進むことから策定。駅、駅前広場、周辺市街地を「駅まち空間」として一体的に捉え、街区間連携を含めエリア全体で整合の取れた空間形成を目指すための共通目標としている。

 市は、道内外の有識者で構成する札幌駅周辺土地利用計画検討会を2020年度に3回開き、その議論を踏まえ基本的な考え方としてまとめた。

 対象はJR札幌駅南口周辺を中心とした範囲。北5西1・西2地区や北4西3地区、北5東1地区、南口駅前広場などがある。

 エリアの方向性として「国内外から人材や投資を誘引する北海道の玄関口 世界につながる駅まち空間の形成」を掲げた。

 整備方針には①人間中心の交通結節点をつくる②エリア全体で広場をつくる③道都らしい品格ある景観をつくる④活力と交流を生み出す場をつくる⑤低炭素で強靱なまちをつくる⑥協働してまちの課題を解決する―の6項目を設定した。

 交通結節点で、バリアフリーな歩行者動線強化や北5西1・西2地区で地下街東側通路の再整備による隣接街区との回遊性強化などを構想。交通基盤高質化として、地下鉄南北線さっぽろ駅のホーム増設やバスターミナル整備、次世代モビリティの普及を見据えた拠点形成、道路空間再配分の可能性を検討する。

 広場では、南口駅前広場の再整備や北5条手稲通を東西につなぐ軸として沿道建物と連携して緑や憩いの空間の充実化を図る。南口駅前広場はパブリックスペースのコアとなる機能や広場の内外が調和したデザイン、エリアマネジメントの展開フィールドの視点を踏まえて再整備する。

 これらの整備方針に沿い、ポストコロナを見据えた複合的・可変的な用途の導入を検討するなど、柔軟に事業を推進する考えだ。

(北海道建設新聞2021年11月11日付12面より)

ニュースサイトe-kensinの「再開発マップ」では、北5西1・西2地区など、札幌市中心部で話題の再開発や大型の建て替え計画を見やすくマップにまとめています。計画概要の確認や、過去の関連記事の一部を事業別にまとめて読むなど、再開発の情報収集にご活用ください。

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