明治、中標津に新工場 計根別の農地12ha取得へ

2021年12月03日 05時00分

 牛乳・乳製品製造の明治(東京都中央区京橋2丁目2の1、松田克也社長)は、新工場の建設候補地として中標津町計根別159の1を含む農地約12haを取得する見通しだ。売買には農地転用の手続きが必要で、許可が下り次第、契約するとみられる。別海町内にある西春別工場と2020年6月に閉鎖した根室工場を集約する大規模工場になるもようだ。

 複数の関係者によると、同社が取得を予定しているのは計根別市街地北部の農地。2日までに現地で測量や地質・ボーリング調査などをした。   別海町西春別43の7にある西春別工場は、建設から50年以上経過して老朽化が進んでいるため、移転新築を構想。建設候補地の近くにある計根別農協は、所属する酪農家約130戸の9割以上が西春別工場に生乳を納めている。生産地が近くなることで、輸送コストなどの縮減が図られる。

 従業員の多くが中標津町内から通勤していることもあり、移転で従業員の生活環境を向上させ、労働力確保につなげたい考えだ。

 また、工場建設に伴い排水設備を整備する必要があることから、計根別地区を流れるケネカ川周辺が適している。

 同社は道内工場の再編を進めている。札幌と旭川両工場の機能を合わせた恵庭工場の新築を奥村組に依頼して施工中だ。投資額は約120億円に上る。

 西春別工場の敷地面積は5.3ha。新工場は、閉鎖した根室工場の機能を集約するため、西春別工場の2倍超の広さが必要となる。

 同地域では畜産クラスター事業の推進で頭数と乳量が増加。一方で、新型コロナウイルス感染拡大の影響で給食や外食需要が減少したことにより、バターなどの製品が在庫を抱えているという。

 大規模工場の建設により、計根別地区を中心に中標津町をはじめ周辺地域での関連人口の増加が見込まれるほか、地域産業や経済を押し上げる起爆剤として効果が期待される。

(北海道建設新聞2021年12月3日付1面より)


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