再エネ地産地消モデル構築で蓄電池設置作業開始 稚内市

2021年12月06日 17時00分

 稚内市が2021年度内の運用開始を目指す、風力発電を活用した電力自己託送用の蓄電池を収納するコンテナ設置作業が1日、萩ケ丘浄水場で始まった。コンテナは4基設置し、10日までに蓄電池や変圧器などを設ける。

細心の注意を払ってコンテナをつり上げた

 風力発電を活用した電力自己託送は、市が掲げる再生可能エネルギー地産地消モデル構築の一環。電力自己託送と地域エネルギー会社の設立が柱となる。

 天北北部広域農道(ミルクロード)沿いで市の水道事業が所有する、風車3基から発生した電力を市の施設に送る。温室効果ガス削減や電気料金の域内循環などが期待される。

 設置する蓄電池は、風車から送られる電力を貯蔵する役割を担う。容量は2000㌔㍗アワー。蓄電した電力をエネルギー管理システム(EMS)を介して市有施設に送電する。蓄電池システムの設計や製作・据え付けは富士電機が請け負っている。

 この日はコンテナ2基を設置。悪天候の中、細心の注意を払い玉掛けと、つり荷作業を進めた。

(北海道建設新聞2021年12月3日付10面より)


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