フジタ(東京都渋谷区千駄ケ谷4丁目25の2、奥村洋治社長)は、倶知安町花園地区の大型ホテル新築を自社施工で着工した。2024年9月の完成を目指している。

3年後の完成を目指すニッコースタイルニセコHANAZONO
S一部RC造、地下1地上8階、延べ1万4070m²の規模。客室234室のほか、宴会場やフィットネスジム、温泉施設などを備える予定だ。設計は梓設計が担当した。
運営は「ニッコー」ブランドのホテルを全国で展開するオークラニッコーホテルマネジメントが手掛ける。名称は「ニッコースタイルニセコHANAZONO」とし、24年冬シーズンの開業を見込む。同社の広報担当は「国内外の富裕層向けだけでなく、よりリーズナブルな客室の用意も予定している」と話す。
建設地は倶知安町岩尾別328の51。香港の不動産会社パシフィック・センチュリー・プレミアム・ディベロップメンツ(PCPD)が所有・運営するニセコHANAZONOリゾート内にあり、20年にオープンしたパークハイアットニセコHANAZONOの南東側に位置する。
PCPDは20年11月、ホテルなど宿泊施設11棟を新築する「花園サウスビレッジ」開発計画を発表していて、ニッコースタイルはその一環。全11棟の完成には10年程度を見込んでいる。
(北海道建設新聞2021年8月27日付2面より)