移転先を検討中
東日本高速道路北海道支社は、2020年3月に事業許可が下り、着工に向けて設計などの準備を進める道東道占冠IC―トマムIC間4車線化に伴い、占冠PAを移転する計画だ。必要面積なども踏まえて移転場所を検討中で、着工・竣工時期は4車線化の進捗に併せて固めていくもよう。
占冠PAは、占冠IC―トマムIC間に位置。近くのSA・PAとしては、札幌方面に約51km離れた由仁PA、帯広方面に約58km離れた十勝平原SAがある。上り・下り共に延べ180m²で、36台分の駐車場を備えるが、夏場の交通量が増える時期には仮設駐車場も増設している。
道東道では現在3区間の計約32.6kmで4車線化事業を進行中で、占冠IC―トマムIC間では約19.9kmが対象。現在の占冠PAの場所では工事に支障が出ることに加え、4車線化による交通量増加に伴うPA利用者増、駐車場台数不足を見越して移転を検討している。
同区間4車線化では、22年度に土工・橋梁設計、23年度に土工・下部・トンネル・施設設備設計・建築設計、24年度に土工・下部・トンネルを進める。
(北海道建設新聞2022年1月6日付2面より)