北広島市は、北海道ボールパークFビレッジ(BP)周辺エリアの市有施設のネーミングライツ事業者を募集している。期間は2023年1月1日から5年間。歩道橋や市道など13施設を対象とする。23年3月のBP開業後、年間利用者数は約300万人を見込むため、企業PRにもつながるとみている。応募期間は31日まで。
ネーミングライツ導入は市として初めての試み。スポーツ広場の一部、仮称・共栄北緑地、共栄南緑地、西裏通、北進通の一部、ボールパーク1号線、ボールパーク2号線、ボールパーク1号緑道、北進橋、歩道橋、調整池、調整池法面、共栄調整槽を範囲とする。全施設一括で事業者を募集することで、広告景観の統一を図る考えだ。
募集に当たっては、分かりやすく親しみがあるほか、呼びやすいものを求める。北広島市以外の地域を連想する表現は避ける。加えて、北進橋は橋かブリッジ、歩道橋は歩道橋かブリッジの文字をそれぞれ含めるほか、共栄調整槽には水に関する言葉を使用する。
金額は年額4200万円(税込み)以上で、看板制作や設置、撤去などの費用は原則事業者負担とする。西裏通10カ所と北進通の一部13カ所に設置する通称名標識は新設のため、市負担で愛称を表示できる。
事業者の特典として、愛称と施設写真を広報や広告、販売促進などへの使用を許可する。
応募を持参か郵送で受け付けた後、2月の審査を経て3月に協定を締結する。審査内容は、愛称案やネーミングライツ料、提案内容、地域貢献・コンプライアンスなどとする。
問い合わせ・申し込みは企画財政部ボールパーク推進室ボールパーク推進課、電話011(372)3311まで。
(北海道建設新聞2022年1月11日付10面より)