留萌建管は、増毛町市街地で取り組む道道増毛港線の無電柱化について、2023年度の着工を目指している。延長は770mを見込み、2期に分けて整備する計画で、23年度は470mを予定する。22年度は整備道路の指定手続きなどに着手する考えだ。
道建設部が21年12月27日に策定した、21―25年度までを期間とする第8期北海道無電柱化推進計画に盛り込まれた。
増毛港線は、増毛町内の海岸線付近に位置する。沿道には国稀酒造など、北海道遺産に登録された歴史的建造物が立ち並び、町内の観光スポットとして人気を集めている。重要物流道路の指定も受けているため、道路の防災機能強化も求められている。
整備区間は、弁天町1丁目から国道231号に接続する畠中町1丁目までの770m。幅員は車道9m、歩道両側3・5mの全幅16mで構成する。工事は2期に分けて進める。弁天町1丁目から町道永寿暑寒通との交差点までを1期区間とし、23年度の着工を目指す。2期区間は国道231号との接続点までの300mとしているが、着工時期は未定だ。
20、21年度はダイシン設計(本社・札幌)が予備設計を担当。22年度は着工に備え、電線事業者との協議や整備道路の指定手続きを進めるほか、電力系と通信系の埋設事業者の募集を予定している。
(北海道建設新聞2022年1月12日付8面より)