白老ならではのアイヌ文化体感
星野リゾート(本社・長野県軽井沢町)は13日、白老町に14日開業する温泉旅館ブランド「界 ポロト」の内覧会を開いた。施設はポロト湖と民族共生象徴空間(ウポポイ)に隣接。ポロト湖畔の自然を楽しめるとともに白老ならではのアイヌ民族の文化を感じることもできる。
「界 ポロト」は、界ブランドとして全国19施設目で道内は初進出だ。RC造、4階、延べ4951m²の規模。設計はNAP建築設計事務所、施工は前田建設工業が担い、白老町若草町1の1018の94に完成した。
コンセプトは「ポロト湖の懐にひたる、とんがり湯小屋の宿」。ポロト湖を敷地内に大胆に引き込んだ造りが特徴で、全ての客室が湖に面している。モール温泉や道内の食材をふんだんに使った食事を提供する。
また、アイヌが身に着けている魔よけお守り作りの体験や、アイヌ文様の刺しゅう入りクッションを各部屋に置くなど地域ならではのもてなしをする。
客室数は42室。1泊食事付きで2万8000円から。