札幌建管は、道道恵庭栗山線道路改良で、栗山町と長沼町をつなぐ馬追橋架け換えを1月下旬にも公告する見通しだ。簡易型総合評価・施工計画審査型を採用し、工期は12カ月間を予定。初弾工となるP2・P3橋脚などを外注する。概算工事費は3億1000万円で、開札は3月中旬―下旬を見込む。
恵庭栗山線は、恵庭市の国道36号と栗山町の国道234号を結ぶ路線。そのうち夕張川に架かる現在の馬追橋は1959年に供用が開始されたが、老朽化が進行したことなどから架け換えを計画した。新橋は7代目の馬追橋となる。
同事業の総事業費は51億3000万円を予定し、2016年度の事業着手から21年度末までの進捗率は25%の見込み。新橋上下部全体の概算工事費は約31億5000万円の見通し。22年度以降の残事業費に約38億3700万円を試算し、事業完了は26年度を予定する。
現在は旧橋の解体と、仮桟橋を施工中。新橋は橋長311mを予定し、取り付け道路を含めた延長は約820mとなる。幅員は車道6.5m、歩道2.5mで、車道路肩が橋梁部で両側各1m、道路部で両側各1.25m。構造は、上部が7径間連結PCコンポ桁、下部が箱式橋台2基・壁式橋脚6基を採用。今回の工事は夏季施工となるため、高水敷に位置するP2・P3橋脚から着手する。