幹線道路、バス路線中心に拡幅除雪や排雪強化 

2022年01月14日 18時45分

札幌市雪害対策連絡会議で秋元市長が指示

 札幌市雪害対策連絡会議が14日開かれ、秋元克広市長は雪が降り続いている状況を踏まえ、幹線道路、バス路線を中心とした拡幅除雪や排雪作業の強化、学校周辺の除排雪作業を早めることなどを指示した。今後の状況を注視しながら万が一に備え、区をまたいだ応援態勢の検討や、除雪従事者の新型コロナウイルス感染対策の徹底を求めた。

 急速に発達した低気圧の影響で道内は11日から12日にかけ大荒れとなり、市内でも湿った重い雪が降った。13日午前9時までの2日間の降雪量は35cm。その後も断続的に雪が降り、14日午前9時までの24時間降雪量は11cmとなっている。

 累計降雪量は南区を除く9区で5年平均を上回る状況で、年明け以降、真冬日が続き積雪深は14日時点で北区、厚別区が100cmを超えた。

市内中心部の様子。雪山で道幅が狭くなり車の流れが悪くなっている

 連日の大雪を受け、市内道路では渋滞が発生。市民生活に大きな影響が出ている。

 運搬排雪は5日から進めていて、幹線道路など対象路線約1600㌔のうち、13日時点で約2割に当たる270㌔で実施した。

 秋元市長は、幹線道路やバス路線を中心とした拡幅除雪や排雪作業の強化など5点を指示。その上で、道路幅の狭さなど厳しい除排雪作業下での安全作業や、除雪体制の維持に向け感染症対策を徹底することを求めた。

 


関連キーワード: さっぽろ圏 除排雪・雪対策

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 川崎建設
  • オノデラ
  • 東宏

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,397)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,309)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,305)
藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (1,115)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,054)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。