災害時重要路線を強靱化
室蘭建管は上厚真苫小牧線と登別停線の無電柱化に向け、2022年度の調査着手を要望している。上厚真苫小牧線は終点側の苫小牧市元中野地区などで1200m、登別停線はJR登別駅前広場から国道36号交点までの270mを計画。ともに災害時の重要路線として強靱化を図るのが目的だ。電線管理者などとの協議を経て、25年度までに着工する。
上厚真苫小牧線の対象区間は、苫小牧港管理組合が管理する入船ふ頭幹線交点から36号交点まで。都市計画街路3・1・3臨海北通の一部で、苫小牧港から道内各地に向かう8車線の主要物流ルートとして機能し、第1次緊急輸送道路に指定されている。
両側を無電柱化するため施工延長は2400mを予定する。区間内の全幅は50mで、中央分離帯3.5m、車道33.5m、両側に歩道6.5mずつで構成する。
登別停線は、第3次防災拠点の登別駅前広場から第1次緊急輸送道路の36号までを結ぶ全区間が対象。都市計画街路3・3・303登別温泉通の一部となる4車線の道道で、第3次緊急輸送道路に指定され、登別市津波避難計画の避難路にも位置付けられている。
施工延長は540mを予定。全幅20mで、車道13m、両側に歩道3.5mずつを配置している。