函館建管は、八雲町内の仮称・新八雲停線と花浦内浦線の一部区間で無電柱化を計画している。新八雲停線は2022年度に詳細設計し、早ければ23年度の着工、花浦内浦線は22年度に調査設計に取り掛かり、最短で24年度の着工を見込む。
道建設部が21年12月27日に策定した、21―25年度を期間とする第8期北海道無電柱化推進計画に盛り込まれた。
新八雲停線は北海道新幹線新八雲駅のアクセス道路として整備する。21年3月に道道路線としての認定を受け、ルートなどの検討を進めている。駅周辺の良好な景観形成のため、道路事業に併せて無電柱化する。
八雲町春日に位置し、無電柱化は両側計300mほどで計画。21年度は概略設計を進めている。整備費は検討中だ。
花浦内浦線は街路事業として21年度に着手した。630mにわたり、両側の歩道を現況2mから植樹帯を含め4・5mにそれぞれ拡幅する計画。同路線が第2次緊急輸送道路に位置付けられていることから、防災性向上へ無電柱化も図る。
延長は両側合わせ1260m。22年度の調査設計を経て、23年度から用地買収などに入る。
街路事業の総事業費は6億円程度。これに無電柱化の費用を増額する見込みで、算定を進めている。