網走建管が要望 残事業費26.7億円
網走建管は斜里川広域河川改修について、2022年度に掘削1770m、築堤3270m、樋門2基、調査設計などを要望している。22年度以降の残事業費に26億7200万円を見込む。進捗率は約84.4%となっている。
同河川は斜里市街地内を流れオホーツク海に注ぐ2級河川。1975年や83年の豪雨による浸水被害を契機に89年に事業着手した。堤防新設や河道掘削で河積の拡大などを図り、流下能力を向上させる。
計画延長は20・1㌔で、斜里川地区7・8㌔、猿間川地区7㌔、幾品川地区2・8㌔、秋の川地区2・5㌔となっている。総事業費は171億3300万円を試算。内訳は築堤2万7500mに25億4500万円、掘削1万7200mに56億400万円、護岸2万990mに20億9600万円、道路橋4橋やJR橋1橋など付帯工事に35億8200万円、測量設計や用地買収に33億600万円を充てる。31年度の完了を予定している。
22年度以降の残事業量は、築堤1万430m、掘削9700m、護岸800m、樋門・樋管10基、排水4基。22年度に事業再評価をし、事業費や完了年度などを見直す予定だ。