A工区山腹1.4万m²設計を近く指名 胆振総合局林務
胆振総合局林務課は2021年度補正予算で厚真町内の宇隆2地区復旧治山に2億8000万円を投じ、A工区とH工区に着工する計画だ。A工区は山腹1万4000m²の設計を近く指名し、6月の工事公告に備える。H工区は山腹3000m²の工事を近く公告する。両工区は22年度以降に治山ダム新設を計画し、A工区が堤長70m、H工区が同100mを見込む。
北海道胆振東部地震により、宇隆地区を流れるウクル川と、ウクル川右支川の合流部東側にある民有林内で山腹崩壊が発生したため、復旧と流域の水田の保全などを目的に21年度に事業化した。全体事業費は5億7900万円を試算する。
区域内をA、B、Hの3工区に分けて進め、先行してB工区(山腹工9400m²)を施工中。21年度補正予算現年補正で事業費が追加されたことを受け、残る工区を促進する。
A工区はウクル川右支川の左岸部、町道宇隆石油鉱線の南側の山林が対象。土留め3カ所の新設などを予定する。
H工区はウクル川の右岸部、道道平取厚真線北側の山林内で、土留め新設1カ所などを予定する。
今回の補正には含まれないが、両工区内では22年度以降、治山ダムを1基ずつ新設する計画だ。