札幌市は、リフレサッポロ改修の冷暖房をはじめ機械設備5件と強電など電気設備2件を26日から順次、一般競争公告する見通しだ。26日公告の冷暖房設備は総合評価実績Ⅰ型、空調設備その2は成績重視5年型をそれぞれ採用する考え。2月中旬の開札を予定している。
白石区本通16丁目南4の26にあるリフレサッポロ(SRC造、地下1地上5階、延べ9247m²)は厚生棟、体育棟から成る複合施設。5月から2023年2月までの10カ月間を休館とし、施設保全を目的とした改修を計画する。
機械設備を見ると、冷暖房設備は冷暖房やコージェネレーション設備などを更新。空調設備は2件に分けて発注する。その1は厚生棟の空調、換気、排煙設備を施す。総合評価実績Ⅰ型で2月上旬に公告し、同下旬の開札を見込む。その2は体育棟の空調、換気、排煙設備のほか、厚生、体育棟の自動制御設備を対象とする。
衛生設備は2月上旬に成績重視5年型で公告し、同下旬の開札を予定する。給水、排水、給湯、衛生器具、消火、ガス、ろ過設備更新に取り組む。
これらの対象は管A等級を想定している。
エレベーター設備は、厚生棟にロープ式エレベーター(車いす仕様15人乗り、積載荷重1000㌔、速度毎分60m)1基、体育棟にロープ式エレベーター(車いす仕様11人乗り、積載荷重750㌔、速度毎分45m)1基をそれぞれ設置。対象は機械設備で、同中旬の公告、3月上旬の開札を予定する。
電気設備は強電を2月上旬、弱電を同中旬にそれぞれ公告。対象は、強電が電気A等級、弱電が通信を想定している。
強電は受変電、動力、照明・コンセント、非常用発電設備などを更新する。成績重視3年型を採用する見通しで、同下旬に開札。弱電は自動火災報知、拡声設備、テレビ共聴、インターホン更新を予定し、3月上旬の開札を見込む。
工事規模は冷暖房、強電が2億5000万円以上5億円未満、空調その1、その2、衛生が1億円以上2億5000万円未満、弱電が7000万円以上1億円未満、エレベーターが3000万円以上7000万円未満。いずれも工期は23年2月10日までとなっている。