除雪者の健康状態を遠隔で把握 上田組がDX推進

2022年01月27日 15時00分

リストバンド型端末など導入

従事者のバイタルデータをモニターで確認できる

 過酷な除雪従事者の健康状態をリモートで把握。異常を感知したら現場代理人が本人に連絡を取り、早めに休ませる―。上田組(本社・標津)は作業員の位置情報とバイタルデータを遠隔で把握できるリストバンド型端末「みまもりがじゅ丸」を導入し、244号標津町根北道路維持除雪ほか一の現場で活用を始めた。2022年度からは建設ディレクターによる現場負担軽減も開始するなど、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を通じて働きやすい職場の実現を目指す。

 みまもりがじゅ丸は、装着者の位置情報や脈拍数、体温が現場事務所や本社のモニターにリアルタイムで表示されるシステム。異常値が生じた場合は管理者がすぐに本人へ連絡を取り、的確な指示を出すことができる。

 この現場では15台を用意。現場代理人を務める丹羽淳一土木2課長は「今シーズンは雪が多く深夜の出動も増えている。従事者の疲労やストレスの蓄積が心配される中、管理面でかなり助かっている」と話す。

 また22年度から、ロボットによる業務自動化(RPA)で時間に余裕ができる事務職が書類作成などで現場を支援する。その指導役として鈴木邦明総務部課長が建設ディレクターの講習を受けている。

 このほかにもDXに関する取り組みを本格化させている。現場へのウェブカメラ設置、ICT建機やドローンなどの活用、スマートフォンによる出退勤時間管理などを継続。新規で吹雪でも前方を鮮明に映し出す物体検知型映像鮮明化システムの導入をはじめ、土木用の現場タブレット導入、本社へのオンライン用個室整備、紙資料のデータベース化、請求書のペーパーレス化などを見込む。

 上田修平社長は「ただ時代の流れに乗るのではなく、先進的なデジタル技術を取り入れることで社員の就業意欲や生活環境を向上させ、企業としても生産性を上げて成長できれば」と期待する。


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