概算で9.6億円 茅沼工区切り土1万㎥など
小樽建管は泊共和線新設で、2022年度施工分の工事5件を近く公告する。一般土木4件は簡易型総合評価・施工実績審査型、電気1件は制限付き一般競争でそれぞれ入札する予定。概算工事費の合計は9億6000万円となっている。
泊共和線は、北電泊発電所周辺の自然・原子力災害発生時に道路寸断などを解消する避難路として13年度に事業着手。泊村茅沼村の229号交点を起点に共和町国富の5号交点までを結ぶ。新設延長16.1km、幅員8mとし、道路工11.3kmのほか、トンネル5本と橋梁9橋を整備する。23年度の事業完了を目指す。
22年度以降、茅沼1号トンネルの舗装や照明、茅沼1号橋橋面、道路舗装5kmなどを残す。残事業費は約37億円を想定。
近く公告予定の切り盛り土ほか補正・繰り越しは、茅沼工区1052mで切り土1万m³や盛り土3000m³に取り組む。工期は9カ月で、概算工事費は2億2000万円とする。
盛り土ほか補正・繰り越しは茅沼工区770mが対象。盛り土1万5000m³や路盤770mを計画し、工期は9カ月を予定する。概算工事費は2億2000万円とした。
宮丘トンネル排水補正・繰り越しは工期5カ月で、排水、路盤各1112mを進める。概算工事費は1億3000万円。同トンネルは延長1112m、全幅8mで、20年8月に貫通した。
発足1号橋上部ほか補正・繰り越しは、同橋上部23mと発足工区での路盤539mを施す予定。工期は7カ月、概算工事費は1億7000万円となっている。
電気では、19年7月に貫通した水松沢トンネルで非常用電話機や通報装置を設置する。工期8カ月で、概算工事費は2億2000万円としている。
いずれも3月中旬の開札を予定している。