公住長寿命化計画の素案まとまる
大樹町は、2022―31年度を期間とする公営住宅等長寿命化計画の素案をまとめた。市街地にある団地の用途廃止や建て替えに伴う入居者の受け皿として、仮称まちなか団地新築(W造、30戸)を構想。整備期間は24―30年度を見込む。建設地は市街地東部の旧特養老人ホーム跡地か南部の旧町営高齢者向け住宅跡地を検討。また、双葉町団地を現地で建て替える。構想期間(32―41年度)を含めて44戸から12戸に縮小する。
町が管理する公住は19カ所に102棟、431戸ある。うち6割の256戸が耐用年数を経過している。将来的な人口動向や世帯数を考慮し、期間内の必要管理戸数を340戸と想定した。
計画では市街地の松山町、新通、日方の3団地を用途廃止とする。双葉町団地は建て替える。31年度までに12戸を整備し、40戸を除却。残る4戸は32年度に除却する。このため、町民ニーズの高い市街地に入居者の受け皿として、まちなか団地の新築を構想した。
改善は柏木町団地44戸、鏡町団地35戸、松並町団地16戸、川南団地36戸で計画。劣化状況や必要性に基づいて整備する。
また構想期間には、鏡町団地の建て替えや松並町団地の用途廃止を盛り込んだ。
素案は2月7日までパブリックコメントを実施。町民の意見を盛り込み、年度内の成案化を目指す。