札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発準備組合(理事長・吉岡亨札幌市副市長)は、JR札幌駅東側の北5西1、西2街区に新築する再開発ビルの高さを従来計画から約5m下げた約245mとした。規模はS一部SRC造、地下4地上43階、延べ38万8500m²で、階数と延べ床面積を修正。現在は基本設計を終え、年度内にも実施設計に取り掛かる見通しだ。1日から環境影響評価準備書の縦覧を開始する。
準備書によると、設計の進捗に伴う施設像の具体化で、ビルの高さを修正。地下4地上46階だった階数を減らし、延べ床面積を従来計画より約6500m²少なくした。
ビルは中央区北5条西1丁目、西2丁目の一部の約3・1haが施行区域で、西1丁目街区に高層棟を配置する計画。高層棟上部には国際ホテルチェーンのマリオット・インターナショナルの最高級ホテルを設ける予定だ。
今後は、22年度の都市計画決定と事業認可を経て、23年度の着工を想定。工期は約59カ月を見込む。特定業務代行者に清水建設・伊藤組土建・岩田地崎建設・札建工業・泰進建設共同体を選定。29年秋の開業を目指しているが、供用開始時期を早めることも視野に検討している。