床固め実施設計も
帯広建管は2022年度、ペンケオタソイ川砂防で13号と17号床固めの護床、護岸に取り組む。加えて24年度以降の着工を予定する床固め6基の実施設計を計画。新規床固めは副堤を含めて2000m³、既存砂防堰堤改良は500m³以下になる見込みだ。
ペンケオタソイ川は新得町市街地を流れ、佐幌川に合流する1級河川。1979―85年に床固め8基を整備した。
11年に2度の豪雨で流域内が荒廃。人家468戸と要配慮者利用施設2戸、避難路となる道道1㌔を土砂災害から守るため12年度に事業着手した。16年夏の台風で床固め下流の洗掘や流路の側方浸食が生じ、床固めの整備数を当初から10基増やした。
総事業費23億5000万円で、砂防堰堤改良3基と床固め17基、渓流保全200mなどを整備して27年度の完了を見込むが、22年度の公共事業評価専門委員会で再評価を受けるため、事業費や完了年度は変更の可能性がある。
21年度は13号床固め設置(本堤379m³、副堤262m³、流木捕捉鋼製枠15.4t)、17号床固め設置(本堤2319m³、副堤1123m³、流木捕捉鋼製枠16.9t)、2号砂防堰堤改良(本堤565m³、流木捕捉鋼製枠41.7t)を施工している。