文化、観光振興拠点施設を整備へ
ツルハ(札幌市東区北24条東20丁目1の21、八幡政浩社長)とエスデー建設(旭川市豊岡4条5丁目10の14、古林幹弘社長)は4日、北海道伝統美術工芸村の優佳良織工芸館など3館と敷地を共同で購入した。再開発で文化や観光振興の拠点施設を整備する考えだ。
旭川市南が丘3丁目37の240にある北海道伝統美術工芸村の優佳良織工芸館(RC造、地下1地上3階、延べ4479m²)、国際染織美術館(RC造、2階、延べ1242m²)、雪の美術館(RC造、4階、延べ3643m²)と8万m²の敷地を一括で破産管財人から購入。売買価格は明らかにしていない。
北海道伝統美術工芸村は運営法人が2016年に破産。3館の取得の意向を示す両社と市は21年9月に利活用に関する協定を結んでいて、観光・文化の振興拠点として整備する方針だ。
関係者によると数十億円に上る開発規模が見込まれている。事業計画は検討中。道外大手デベロッパーの参画も打診しているもようだ。