延長630m、幅員6mを計画
北斗市は北海道新幹線新函館北斗駅北口で道路新設を計画している。北口タクシープールと市道市渡30号線を結ぶ路線。2022年度に測量や設計を終え、23年度から25年度末までの間に着工したい考えだ。
延長630m、幅員6mで計画。対面通行可能な1車線道路とし、歩道は付帯しない。副道の市渡32号線を通り、市渡30号線にアクセスできるようにする。
接続先の市渡30号線は、新幹線札幌延伸の支障となっている。解消に向け、鉄道建設・運輸施設整備支援機構が市渡30号線の高架化を進めている。
高架工事の工期が25年3月までを予定しているため、進捗を見ながら計画を進める考えだ。
道路新設に向け、これまでに計3件の測量設計を発注。20年度に東亜エンジニアリングが路線測量3.8haと道路詳細設計640m、21年度は協友測量設計が用地測量640m、光栄コンサルタントが支障物件調査などを手掛けた。
現在、北口へのアクセス道路は駅東側方面に向かう道道新函館北斗停車場七飯線しかなく、西側の市渡30号線に出るには迂回する必要がある。また、駅前に商業施設などがないため、南口と比べ利便性が低いという意見が市民から出ている。
市は今回の道路新設により、利用者の利便性向上や駅前活性化を目指している。