3959万円をセット建設やPRに活用へ
音更町は、NHK連続テレビ小説「なつぞら」ロケセット新設のふるさと納税クラウドファンディング(CF)で、1415人から3959万1900円を調達した。資金はセットの建設やPRに活用。隣接する道の駅の4月開業に合わせてオープンさせる。
十勝を舞台にしたドラマ「なつぞら」は観光を中心に管内経済に好影響を与えた。
町は施設の老朽化などから道の駅を下音更北9線16の1に移転。2021年12月に完成させた。ロケセットは観光資源として国内外からの集客を図るために計画。資金調達に当たり、20年12月―21年3月、21年10月―22年1月の2回に分けてCFを実施した。
セットは道の駅西側の敷地1300m²を活用し、21年7月から古川建設が施工。ドラマに登場した母屋や牛舎、菓子店を並べ、牧柵で囲んで作品の世界観を再現した。
寄付者からは「町の経済発展につなげてほしい」「コロナが終息したら訪れたい」などの言葉が寄せられた。町は道の駅施設内の壁面に寄付者の名前が入った木製パネル約1300枚を貼る予定だ。