光洋団地建て替えなど継続
根室市は次期公営住宅等長寿命化計画(2022―31年)の素案をまとめた。将来必要戸数を859戸程度と想定。光洋団地の建て替えや宝林団地の長寿命化改善を継続しつつ、全体で236戸を用途廃止する。歯舞、花咲港、厚床団地は維持管理し、居住ニーズを踏まえた活用方針を検討する。
市営住宅ストック形成を目的に各団地の整備状況、経過年数や経年劣化状況などを踏まえて修繕や改善、建て替えなどの手法を定める。予防保全と長期的な維持管理で耐久性向上や経年劣化軽減を図り、コスト縮減を目指す。
対象は宝林(24戸)、駒場(104戸)、パークタウン明治(130戸)、光洋(244戸)、新光洋(331戸)、西浜(106戸)、花園(22戸)、琴平(21戸)、望洋(84戸)、花咲港(12戸)、落石(6戸)、厚床(26戸)、歯舞(22戸)の計1132戸。
建て替えと個別改善を進めている新光洋団地3丁目は17―20年度で5棟15戸を新築。22年度からは5棟15戸を建て替える。1年おきに1棟3戸を新築する方針だ。
新光洋団地3丁目の5棟20戸、宝林団地の1棟12戸、望洋団地の4棟24戸については、屋根や外壁などを中心に個別改善を施す。
光洋団地の9棟36戸と54棟208戸は新光洋団地に集約して用途廃止をする。比較的新しい耐火構造団地は、適正な維持管理のための修繕や改善を検討する方針だ。
3月1日まで素案に対する意見を公募。意見を踏まえて協議し、年度内の成案化を目指す。