花咲港ふるさと会館新築に22年度着工 根室市

2022年02月16日 16時55分

延べ712m²に4億円

 根室市は2022年度、仮称・花咲港ふるさと会館を新築する計画だ。市民交流や避難施設として活用する施設で、規模はW造、平屋、延べ712m²。総事業費は約4億円に上る見込み。23年春ごろの開所を目指している。

23年度に解体する現施設

 花咲港206にある花咲港会館は1978年に完成。規模はW造一部S造、2階、延べ996m²となっている。老朽化が著しいことに加えて土砂災害危険区域内に位置することなどから移転新築を計画した。

 建設地は花咲港209の高台で、約2300m²の広さ。会議室や調理実習室のほか、じゅうたんを敷いた談話室や防災備蓄倉庫などを整備する。放課後児童教室としても活用する方向で、職員が使う事務室を設ける。集会場は196m²程度で、軽い運動や卓球などでの使用を想定。また管理人の常駐を予定し、管理人事務室や居住スペースも設置する考えだ。

 外構は約14台分の駐車場や敷地内道路、物品・器具などの搬入口、ガス・灯油タンク、合併処理浄化槽などを整備する。

 実施設計は21年度にアトリエブンクが担当。20年度に策定した基本構想での概算工事費は3億5000万円、工期は7カ月程度を想定する。

 23年春ごろに開所した後、現施設の解体に取り組む方針だ。


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