テレビドラマや映画を見ると、憧れのライフスタイルを表現するインテリアを目にすることが多い。最近のインテリア建材メーカー各社の美術協力の数々を見た。
■HOMESTAY トクラスがキッチン納入
キッチンやバスルームを製造・販売するトクラス(本社・浜松、旧ヤマハリビングテック)は、Amazonオリジナル映画のHOMESTAY(ホームステイ)の美術協力でキッチンを納入した。主人公のシロがホームステイする小林真の住宅で使用。焼き締め陶の風合いを持つバーストブラウンのカウンターと、エイジングゴールドの扉を組み合わせたキッチンが、上質で温かみのある空間作りの一端を担った。
ホームステイは、森絵都さんの小説・カラフルを実写化した物語。主人公のシロは、なにわ男子の長尾謙杜さんが演じる。
■となりのチカラ 三協立山 床材、浴室ドア
三協立山は、HTBで毎週木曜夜9時に放送するドラマ「となりのチカラ」に美術協力した。主人公たちが生活するマンションに、床材のSフロアとアパートドアのAXⅡ、浴室2枚折ドアが採用された。
ドラマは、主人公の中越チカラが同じマンションに住む人たちの悩みを解決し、一つのコミュニティーとして強いつながりを持っていく様子を描いた社会派ホームコメディー。キャストは松本潤さんや上戸彩さん、松嶋菜々子さんなどが務める。
■真犯人フラグ ウッドワンの無垢木壁材
ウッドワン(本社・広島県廿日市市)は、STVで毎週日曜夜10時30分放送のドラマ「真犯人フラグ」に壁材を美術協力する。デザインウォールという製品名の付いた無垢(むく)の木の壁材で、主人公らが集まるメインセットのバーに使用され、ぬくもりを感じさせながら落ち着いた空間を演出する。
真犯人フラグは、西島秀俊さん演じるサラリーマンの相良凌介が、妻と娘、息子の失踪をきっかけに疑惑の夫として世間の注目を浴び、真実を暴く戦いに挑む内容。企画・原案は秋元康氏が務めた。
■婚姻届に判を捺しただけですが 大建工業は不燃壁材提供
大建工業は、HBCで21年12月まで放送した火曜ドラマ「婚姻届に判を捺しただけですが」に美術協力した。高意匠不燃壁材のグラビオエッジや玄関収納のハピア開き戸ユニット、ペット用床材のワンラブフロアⅣなどを提供した。
ドラマは、結婚願望ゼロでイマドキ女子を謳歌する大加戸明葉と、既婚者の肩書きがほしい堅物サラリーマンの百瀬柊が、ひょんなことから偽装結婚生活を送るラブコメディー。清野菜名さんや坂口健太郎さん、田辺誠一さんがキャストを務めた。