帯広市は、3月1日開会予定の第2回定例議会で、2021年度一般会計に13億9822万6000円、下水道事業会計に1億4919万7000円を追加する補正予算案を提出する。早期発注を図る22年度当初予算案の債務負担行為には、一般会計と水道事業会計で約5億円を設定。契約管財課、上下水道部ともに補正の年度内発注分と債務負担行為設定工事を3月9日に一般競争公告する見通しだ。
一般会計の補正は、大和通線140mと川西・稲田西2線線280mの道路新設改良に計1億7450万円を計上。それぞれ22年度に予定する青柳通線の新設橋梁上部製作2億900万円、大空地区義務教育学校グラウンド改修6202万5000円を前倒しで確保した。いずれも全額を繰り越し明許設定する。
債務負担行為は、一般会計で2億3140万円、水道事業会計で2億6300万円とした。
一般会計では、帯広空港誘導路灯火改良に9480万円を設定。ゼロ市債は柏・南10丁目線など8路線、計746mの特殊舗装打ち換えに8000万円、大空町・9号線164mの道路整備に5160万円、西26丁目西線61mの交通安全施設整備に500万円と設定する。
企業会計を見ると、水道事業会計は西16条南1丁目などで計3700mの管路近代化を進める。下水道事業会計では、22年度に予定する西18、19条北2丁目の雨水管整備を21年度補正で前倒し確保。管路190mに1億6100万円を計上し、22年度に繰り越す予定だ。
3月9日には、21年度補正の大和通線整備と全ての債務負担行為設定工事を公告予定。22日の入札を予定している。青柳通線の橋梁上部製作は5月に入札する方針で、6月の議会承認を経て本契約を締結。大空地区義務教育学校のグラウンド改修は中体連に向けた部活動が落ち着く8月ごろに着工するため、6月ごろの入札を予定している。
また21年度一般会計では、2月7日付で除雪費1億3000万円の追加を専決処分。補正予算案が可決されれば、一般会計は992億2042万円、下水道事業会計は76億219万6000円となる。