新橋は331mで計画
釧路建管は釧路市内で3・3・26愛国北園通整備の2023年度事業着手を目指している。新釧路川に橋長331mの新橋を架ける計画で、総事業費に約102億円を見込む。事業実施により文苑地区から昭和地区へのスムーズな移動が可能となる。
新釧路川を挟んで西側の昭和地区はイオン昭和店などが立地し商業地として発達している。東側の文苑地区から昭和地区に向かう場合、釧路環状線鶴見橋などで渋滞が発生しやすくなっていた。
釧路環状線の北側を走る愛国北園通は、愛国東2丁目を起点、昭和を終点とする延長約4400m(幅員22m)の路線。事業では約331mの新橋の設置と前後約300mの道路整備を構想している。事業効果として、交通混雑の解消や北海道横断自動車道のICまでのアクセス効率化に加え、災害時の避難経路の確保が見込める。
道が3日に開いた公共事業評価専門委員会で23年度着手を要望する大規模公共事業の事前評価対象地区として挙がった。5月中旬の次回委員会、同下旬の北海道政策評価委員会での議論を踏まえ、6月の道議会に諮る。順調に進めば23年度に事業着手し、29年度の事業完了となる見通しだ。