総事業費17・8億円、2カ年で
下川町は2022年度、老朽化が進む下川浄水場の建て替えに着工する。現施設の規模はRC造、2階、延べ935m²。施設本体や送水管を含めた総事業費は約17億8000万円を見込み、2カ年で施工する。複数に分割して、秋までには指名競争入札する予定だ。
下川浄水場は北町653にあり、サンル川を水源に中心市街地などに給水している。RC造、2階、延べ597m²で1969年に建設され、供用から50年以上が経過。老朽化が進むほか、近年の異常気象による河川の急激な水質変化にも対応していくため改築が必要となっている。
新施設は、道道下川雄武線沿いである北町311の4。新施設もサンル川を水源とする。処理能力は1日当たり1531m³で、膜ろ過方式を採用する。現施設の急速ろ過方式より精度が高く、大雨により濁った水も、より確実に処理できるようになる。
総事業費には約17億8000万円を見込む。浄水場本体の建設費に約14億5600万円、送水管整備に約2億5200万円などを投じる計画だ。
21年度は実施設計を日水コンが担当した。送水管路と建設地の現況測量は五大建設コンサルタント、地質調査は大地コンサルタントが受注し、進めている。22年度は工事を複数に分割し、指名競争で秋までには発注する考え。24年1月までには工期を終え、試運転を経て24年4月の供用を目指す。