樽前小改築、23年度着工へ 22年度は実施設計

2022年03月01日 18時01分

校舎と屋体が対象 苫小牧市

 苫小牧市は2023年度、樽前小改築に着工する計画だ。校舎と屋内運動場が対象。23年度の着工、24年度2学期からの供用開始を目指す。22年度は実施設計に取り組む考えで、予算案に5146万7000円を計上した。

 樽前102にある同小は小規模特認校で、1922(大正11)年に開校。校舎や屋内運動場などの学校施設はこれまで何度か増改築してきたが、老朽化が著しいため改築する。

 併せて、プールを解体する。事業費抑制などの観点で、市は学校改築時にプールの解体を基本方針としている。

 21年5月1日時点の在籍児童数は26人。複式学級を採用している。

 校舎はRC造、平屋、延べ1440m²、屋内運動場はS造かRC造、平屋、延べ918m²の規模を想定。面積はいずれも現施設より広くなる。

 整備に当たっては、同校の特色である豊かな自然環境を生かした整備や、安全安心な校舎づくりを目指す。

 災害時にグラウンドに避難しやすい配置とするほか、普通教室は南向きに配置して採光に配慮。記念樹のサクラや保存樹のクリを残し、樹木の伐採は抑える。屋内運動場の近くには多目的トイレや防災備蓄庫を配置する計画だ。

 22年度の実施設計を経て、23年7月ごろから24年7月ごろにかけて校舎と屋内運動場を建設。現施設とプール、教員住宅は24―25年度で解体し、外構は25年度に整備する予定だ。


関連キーワード: 学校 胆振

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

  • 北海道水替事業協同組合
  • 日本仮設
  • 東宏

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (3,193)
おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,510)
ヒトデ由来成分でカラス対策 建設業界に鳥類忌避塗料...
2019年06月28日 (1,399)
交通体系整備を考える会、札幌外周高速道を構想
2023年06月20日 (1,380)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,350)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。