上立香橋の架け換えも想定
壮瞥町は2022年度、有珠山噴火の避難道路として道道昇格を要望する町道上立香第2線の区域測量調査を計画している。国道453号との交点を起点に道道立香南久保内線交点を終点とする延長601mの路線。起点側には長流川に架かる橋長約150mの上立香橋があり、昇格となれば架け換えが想定される。
22年度予算案に事業費945万円を計上し、新規事業に位置付けた。早期実現に向けた基礎資料とする。
同路線の前後では、有珠山噴火時でも災害の影響を回避して物流などを確保するため、室蘭建管が避難道路を整備している。19年度に道道洞爺公園洞爺線東湖畔トンネルが供用開始し、道道滝之町伊達線は火砕サージ範囲外への新ルートを建設中だ。
上立香第2線が道道に昇格すれば、洞爺公園洞爺線と立香南久保内線間が立香地区内で結ばれる。道道の規格で再整備されることが想定され、より安全で強靱な道路ネットワークの形成につながる。
上立香第2線の幅員は車道5.5m。上立香橋は橋長149.9m、幅員5.5mで、上部が5径間の鋼製桁、下部が逆T式橋台、柱式橋脚となっている。1974年に建設した。