東港区弁天中央埠頭整備に10.5億円 苫小牧港管理組合

2022年03月07日 18時11分

用地造成や荷役機械延命

 苫小牧港管理組合は2022年度、東港区弁天地区中央埠頭での用地造成と荷役機械延命化に10億5300万円を投じる。夏以降を見込んでいる起債に必要な特定港湾施設整備事業基本計画の政府承認を待って、設計と工事を地域限定型一般競争で入札する見通しだ。

 用地造成は、1998年に着工した埠頭整備事業の一環。これまでに荷役用地確保のため、空コンテナヤード2万m²を造成するなどした。22年度は荷役クレーンの走行レーン補修改良と電気室2棟の設計、整備を進める。

 レーンは、全長160mを2カ年で補修する計画の初年度。施工規模は精査中だ。電気室は1棟の更新と、ガントリークレーン4号機の新設に伴って1棟増設する。

 荷役機械の延命化は、06年に供用開始したガントリークレーン1号機が対象。運転開始から17年をめどとする耐用年数が迫っているほか、潮による部材の腐食が進んでいる。特に運転席の腐食が深刻で、現場から改善要望が挙がっている。

 管理組合の担当者は、運転席の交換は必須とみていて、他の部材に関しても交換か再塗装で修繕する方針。発注は工事のみの予定で、今後詳細な劣化具合を調査する。


関連キーワード: 港湾 胆振

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

  • 北海道水替事業協同組合
  • web企画
  • 古垣建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (3,175)
おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,497)
ヒトデ由来成分でカラス対策 建設業界に鳥類忌避塗料...
2019年06月28日 (1,388)
交通体系整備を考える会、札幌外周高速道を構想
2023年06月20日 (1,368)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,333)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。