小中学校整備39億円 旭川市教委の22年度予算案

2022年03月10日 16時30分

実執行額8割増 豊岡小校舎改築に着工

 旭川市教育委員会は、2022年度予算案に占める小中学校整備事業費をまとめた。前年度当初比57.9%増の8億7291万7000円、補正予算の繰り越しを含む実執行額は81.1%増の39億2533万円に上る。豊岡小の校舎改築、東栄小グラウンド造成に着工するほか、神居東小は23年度のプール現地建て替えに向け現施設を解体する。

 事業別で見ると、豊岡小改築は校舎(RC造、3階、延べ4945m²)とプールに繰り越しを含めて6億4374万円を措置。まずプールの改築を22年度早々に発注して、2カ年施工の校舎を夏ごろに発注するスケジュールだ。

 21年度から継続中の千代田小改築は、繰り越しを含めて22億7349万円を確保。校舎・屋体の完成に向け工事を本格化させる。東栄小はグラウンドの造成に2億5350万円の補正繰り越しを充てる。

 学校施設大規模改修は補正予算を活用して、西御料地小校舎のFF式暖房機取り換えに1億6498万円、東町小の校舎・屋体暖房機改修に1億3994万円、愛宕東小の校舎・屋体暖房機改修に1億6264万円、陵雲小の給水設備改修に1億6380万円、神居東中給水設備改修に1億1344万円を計上した。

 神居東小は当初予算でプール解体と改築実施設計に980万円を措置。新プールはS造、平屋、延べ500m²程度、5レーンの25mプールが入る想定で、現施設の跡地で建て替える。

 このほか、設計関係では23年度の着工に向け、永山西小の建て替え実施設計にも着手。耐震性不足の明星中、日章小については耐震補強を計画していて、どちらも設計を22年度内に終わらせ、23年度以降の着工に備える考えだ。

 大規模改修では大有小と東陽中、愛宕中の給水設備、共栄小暖房設備の設計に着手する。


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