札幌市中央区大通西4丁目1にある道銀ビルディングと隣接する新大通ビルディングの一体開発に向け、平和不動産(東京都中央区日本橋兜町1の10、土本清幸社長)などの地権者が24日にも再開発準備組合を設立する見込みだ。組合員には同社子会社のほか、札幌市や北洋銀行など計5者が入っている。
平和不動産は、2020―23年度中期経営計画の再開発事業案件に、道銀ビル(SRC造、地下3地上12階、延べ2万8793m²)のみを対象としていたが、西側にある新大通ビル(SRC造、地下2地上10階、延べ1万7319m²)も盛り込んだ。
24日に予定する設立総会では、同社のほか平和不動産プロパティマネジメント、東京証券会館、札幌市、北洋銀がメンバーとなり、事業化の準備を進める。新大通ビルの一部を所有する北洋銀は持ち分を活用するか、売却するか検討中としている。