栗山町を本拠地とするプロサッカーチーム「BTOP(ビートップ)サンクくりやま」が9日、発足会見を開いた。運営会社BTOP(本社・札幌)社長で元Jリーガーの矢野哲也氏は「最短最速でJリーグへの参入を目指す」と意気込んだ。
2021年設立のBTOPが、社会人チーム「サンクFCくりやま」の運営をNPO法人サンクスポーツクラブから引き継ぎ、2月にプロ化した。前体制から継続して所属する7選手のほか、Jリーグの経験者12人など計31人が登録。うち22人とプロ契約を結び、ことしの北海道リーグに出場する。
4年後のJ1昇格が目標。矢野社長は「勝利することは絶対条件。その上で企業や地域、サポーターを巻き込んだ運営も必要」と話し、企業の協力を求めた。
初代スポンサーとして年間契約で月額30万円と同10万円の2枠を提案。ロゴの掲載と利用のほか、イベントへの選手の派遣などに対応する。栗山町をはじめ、道内外の企業とチーム双方の認知度向上を図る考えだ。
チームは空知地区サッカー協会に所属し、主に岩見沢市の岡山スポーツフィールドで試合をする。縦に伸びた1本の直線が特徴のユニホームも披露した。コンセプトである一点突破、トップを目指す決意表明、地域と仲間たちとの一体感を表現したという。
監督として全国最年少となる24歳の西野虎太郎総監督は「まずは来シーズンのJFL昇格を目指す」と宣言した。
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