義務教育学校設置の方向性検討 留寿都村

2022年03月11日 17時30分

小学校屋体解体後、跡地に増築構想

 留寿都村は、留寿都小と留寿都中を統合する義務教育学校設置の方向性を2022年度に固める。統合する場合、留寿都小の屋体を取り壊し、跡地に新たな屋体や中学校段階生徒用の教室が入る建物を増築。早ければ23年度に基本計画を策定し、26年度から2カ年かけての施工を想定している。

 10日の村議会第1回定例会で、佐々木利明教育長が堤富佐代氏(無所属)の一般質問に答えた。

 留寿都179の1にある留寿都中は生徒数約50人。校舎(RC造、2階、延べ1940m²)が1974年、屋体(S造、平屋、延べ852m²)が75年の完成で、老朽化が進んでいる。

 村道を挟み南東側の留寿都174に位置する留寿都小は、校舎(RC造、2階、延べ2532m²)が98年、屋体(S造、平屋、延べ553m²)79年に完成。電気・機械設備などの劣化が進む。

 小中を統合して義務教育学校を導入する場合、継続使用の建物は留寿都小校舎のみとする想定。小学校屋体を解体して跡地に建てる新棟は3階建てを見込む。1階は中学校段階生徒用の校舎、2階は体育館や更衣室とし、3階は吹き抜け部分以外にランニングコースを配置する計画だ。

 順調に進めば、基本計画策定後は24年度に基本設計、25年度に実施設計を予定する。

 留寿都中の校舎と屋体は増築棟建設後に解体する見通しだ。


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