4月上旬にも設計指名 事業費4.5億円で鴛泊に建設
利尻富士町は、町内に2カ所ある火葬場の葬苑を統合し建て替える。老朽化や利便性向上を目的としたもので、建設地は鴛泊地区を想定。想定規模はRC造、平屋、延べ約300m²、総事業費は約4億5000万円を試算している。2022年度は基本・実施設計を4月上旬にも指名する。
鬼脇金崎340に位置する鬼脇葬苑は1995年建設のW一部ブロック造、平屋、延べ127m²。鴛泊栄町234に位置する鴛泊葬苑は79年建設のW造、平屋、延べ109m²。両葬苑とも待合所がなく、火葬中には斎場まで一度戻るなど利便性が低く、老朽化も著しいため統合建て替えを決めた。
町は21年度に基本構想を策定。基本構想によると建設地は鴛泊地区を想定、想定規模はRC造、平屋、延べ約300m²をみている。新施設には火葬炉に加え、待合所も設ける。
22年度予算案に基本・実施設計などに3400万円を計上。4月上旬にも設計を一括して指名し、4月下旬にも開札する。委託期間は22年度末までを見込む。
着工は23年度単年度を想定。新施設の供用開始後、鴛泊葬苑は解体し、鬼脇葬苑はバックアップとして数年利用する予定だ。