22年度に据え付け完了へ
蘭越町は、老朽化が進む大谷第1揚水機場ポンプ更新の製作を4月にも指名通知・入札する考えだ。年内の完成を目指す。据え付けの発注時期は未定だが、2カ月程度の工期を見込み、2022年度末までに事業を終える方針だ。
蘭越町222の30にある大谷第1揚水機場のポンプは1957年製と古い。部品供給は終了し、故障時の修理に対応可能な職人は不足しているため、維持管理の支障が懸念されている。
21年5月、モーターとポンプをつなぐ軌道軸受け部分から発煙。焼き付けの恐れがあるため一時稼働を停止した。修理をして再開したが、揚水機がらんこし米生産の約1割を担っていることから安定運転への要望があり、全面的な更新が妥当と判断した。
22年度予算案に工事請負費2億2000万円を計上した。ポンプ更新によりメンテナンスや通水操作が容易になるという利点もある。
北海道土地改良事業団体連合会が18日までを業務期間に実施設計を進めている。